jetson nano でビットコインフルノードを動かそう

jetson nano でもビットコインのフルノードを動作させてみましょう。回線は普通のflets光(IPOE)です。あらかじめHGWのIPv6パケットフィルタ設定(IPoE)でファイアウォール設定を切っておきます(自己責任)。

jetson nano はメモリ2GBですが、nvidiaで配布されているubuntu 18.04の標準状態でスワップファイルが5GB入っており、フルノードの要件として不足はありません(freeとかswaponで確認してみましょう)。

事前にzramを導入しておくと良いでしょう。

$sudo apt-get install zram-config

例えば、/usr/src フォルダを使用する場合は、

$cd /usr/src と移動しまして、

$sudo wget bitcoin-0.21.0-aarch64-linux-gnu.tar.gz

これでダウンロードしまして、

$ sudo tar xzf bitcoin-0.21.0-aarch64-linux-gnu.tar.gz

これで解凍しまして、

$ cd bitcoin-0.21.0

$ cd bin

$ ./bitcoind

これで実行できます。SDカードの容量が足りない場合はプルーンモードで実行しましょう。CPUパワーも不足していますので blocksonly=1 も設定ファイル bitcoin.conf に入れると良いでしょう。

bitcoin.conf の設置場所を探すには、次のコマンドを実行して見つかったフォルダに保存します。

$ find -name .bitcoin

うちの jetson-nano では、./root/.bitcoin/bitcoin.conf という場所にありました。

$ crontab -e で起動時にbitcoind を起動するように設定しましょう。crontab ファイルに次の1行を追加してください。格納フォルダは適宜変更して下さい。

@reboot /usr/src/bitcoind/bitcoin-0.21.0/bin/bitcoind

bitcoin.conf の内容(サンプル)

prune = 550
daemon = 1
blocksonly=1

お勧めの追加設定は、自分のIPアドレスが収容されているのと同じASNのノードをaddnode=設定で追加しておくことです。

フレッツ光のIPOEではipv4のポート番号8333が開けませんがipv6では通じますので問題ありません。

設定が終わったらリブートしましょう。

はい、それでとうとう動き出しました!

$ ifconfig でjetson nano の ipv6アドレスを取得してbitnodes.io に入力してみましょう。

Screenshot of bitnodes.io

世界で1万台、日本では163台しか提供されていないフルノードの一員になれたことはちょっぴり嬉しい気分です。マイニングと違って利益があるわけではありませんが「世界を動かしている感覚」があります。

Initial Blockchain Download と言って最初に過去のブロックチェーンをダウンロードして検証していきますが、これが遅くて1日4500ブロック程しか進みません。プルーンモードにしていたので38万ブロックからダウンロードしていましたので、このペースで行くと2か月ほど掛かる見込みです。


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