オープンイノベーションとは

NEDO国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構が、オープンイノベーション白書第二版を策定しましたね。

Screenshot of www.nedo.go.jp

 

なんと、概要版も、全体版も、無料でpdfをダウンロードできるんですね!

※概要版のダウンロードはこちら↓
http://www.nedo.go.jp/content/100879991.pdf

※全体版のダウンロードはこちら↓
http://www.nedo.go.jp/content/100879992.pdf

折角税金を払ってるんですから、無料なんですから、読まない手は無いですね!ぜひ印刷して読むことを推奨します。え?税金払ってない?いや、消費税がありますから大丈夫です。納税者として、強気でダウンロードしてください!

白書より、定義を引用します。Henry W.Chesbroughさんの著書から引用されています。

オープンイノベーションとは、
組織内部のイノベーションを促進するために、意図的かつ積極的に内部と外部の技術やアイデアなどの資源の流
出入を活用し、その結果組織内で創出したイノベーションを組織外に展開する市場機会を増やすことである。
(Henry W. Chesbrough, 著書『Open Innovation』(2003年)

イノベーションを推進するためには、沢山種をまかなきゃいけないから、組織内のクローズドなやり方にこだわらず、広く情報を求めてアイデアや資源を流出入させる必要があるってことですね。エジソンの「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である。」、本田宗一郎の「成功は、99パーセントの失敗に与えられた1パーセントだ」というやつですね。努力や失敗を厭わずどんどんチャレンジしなさいということですね。チャレンジするためにどんどんオープンにやりなさいという提言なんですね。

白書では、世界各国の取り組みや、日本国内の取組状況が紹介され、我が国のオープンイノベーションの課題や障害要因や成功要因を分析して、最後にNEDOが運営事務局を務める JOIC「オープンイノベーション・ベンチャー創造協議会」の活動を紹介しています。

Screenshot of www.joic.jp

 

白書には書いてなかったですが、トヨタが燃料電池関連の特許を無償公開したのも、オープンイノベーションの取り組みの一環なのでしょう。

Screenshot of newsroom.toyota.co.jp

 

恐るべきことに、今は燃料電池よりも、電気自動車に注目が集まっていますね。リチウムイオン電池の進歩のスピードが想定を超えてしまっているからでしょう。「リチウムイオン電池なんてノートパソコンを動かせる程度のもので、ガソリン車に置き換えるには水素燃料電池車しかあり得ない!」この考えは10年前は説得力ある考えでしたが、今や、バッテリーでもイケるかも?という雰囲気が出てきましたね!イノベーションの性質、そしてオープンイノベーションの取り組みを、小中学生の段階から学ぶことは有益なことだと思います。ぜひ読んでみてください!


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