OECDの総合先行指数

Screenshot of data.oecd.org

いま、景気が良いのか悪いのか、良い方向なのか、悪い方向なのか、それは毎日のテレビやラジオを聞いていてもなかなか実感できないものですね。気温とか明るさなら体感できますが、景気を直接感じ取る方法が無いからです。でも、OECDの総合先行指数を見るとなんとなく分かります。このグラフを微分しますと、つまり、1ヶ月前との差分を見ていきますと、景気の転換点を予想することもなんとなく読み取ることができますね。2019年1月時点では、転換点は未だ到来してない様子です。

景気が悪いときは、安全資産に逃避して、じっと我慢するしかないですね。安全資産は、通貨で言えば、経常収支黒字で、国力のある通貨、2008年リーマンショックの時は日本円だったのですが、今は中国元なんですかね。まあ、日本円も安全資産なので、日本人がわざわざ中国元を買うというのはやり過ぎのような気も致します。商品だと金でしょうか。株は当然下がりますし、悪いときは不動産だって下がります。それで、1年から2年ほど、冬眠しちゃえば良いのですね。「果報は寝て待て」というやつです。

この景気の波ですが、シェアリングエコノミーが進展致しますと、どうなのでしょう、この波動が軽くなるような気が致します。資本主義市場経済が衰退することは、波動が軽くなることを意味するのではないか、という疑問です。勿論、資本主義市場経済が無くなってしまうことはないですから、波動が消滅することは考えにくいですが、波動のエネルギーが弱くなるという予想ができると思います。

ただ、今回、2019年現在は、あいかわらず、世界経済は債務拡大が続いています。iifとimfによると、世界の債務残高は2008年リーマンショック前の水準を大きく超えています。債務が増えているので、次の景気の波はまだまだ大きいものになると予想されています。

※参考URL

https://www.iif.com/Research/Capital-Flows-and-Debt/Global-Debt-Monitor

https://blogs.imf.org/2019/01/02/new-data-on-global-debt/

※参考書籍、嶋中雄二、第3の超景気


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