NVIDIAのAI 開発ボード Jetson nano をビットコインのウォレットとして活用してみましょう。
まず、ウイルス対策ソフトclamav のインストールです。
$ sudo apt install clamav clamav-daemon
次に、ウェブサーバーapache2 のインストール。
$ sudo apt install apache2
最後に、javascriptのウォレットソフトcoinb.in のインストール。
$ cd /var/www/html/
$ git clone https://github.com/OutCast3k/coinbin.git
さて、家庭内のプライベートネットワークから、jetson nano wallet にアクセスしてみましょう。家庭内の別のパソコンから、ブラウザのアドレスバーに、
http://192.168.0.20/coinbin/
などと入れてみましょう。192.168.0.20はjetson nano のアドレスです。適宜変更しましょう。httpsの暗号通信ではありませんが、家庭内なので心配要りません。
はい、この画面が表示されたら成功です!
http://192.168.0.20/coinbin/test.html
テストスクリプトも実行してみましょう。
なぜ、これをやろうかと思ったのかと言えば、coinb.in の一番下に次の文言が記載されていたからです。
This page uses javascript to generate your addresses and sign your transactions within your browser, this means we never receive your private keys, this can be independently verified by reviewing the source code on github. You can even download this page and host it yourself or run it offline!
<和訳>このページでは、JavaScriptを使用してアドレスを生成し、ブラウザ内でトランザクションに署名します。つまり、我々はあなたの秘密鍵を受け取ることはありません。これは、githubのソースコードを確認することで当サイトとは関係なく確認できます。このページのhtmlをダウンロードしてあなたが自分で運営するウェブサーバーでホストしたり、署名するだけならオフラインで実行したりすることもできます。
https://github.com/OutCast3k/coinbin/
なんと、かなり潔いコメントになっておりますね。我々には秘密鍵=ビットコインを盗む意図はありませんよ、種も仕掛けもございません、というわけです。それなら言われた通りに致しましょう、ということで、jetson nano wallet をやってみることに致しました。
coinb.in が本当にブラウザ内で完結しているかどうか、LANケーブルを抜いて試してみた記事はこちらを参照ください。
※参考記事
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