SDカードの規格を管理している SD Association が、SD7.0を策定しましたね。容量は最高128TB、転送速度は最高 985MB/秒の規格が策定されたんですね。インターフェースもPCIexpress規格を使ったものが追加されました。その名も SD Express です。
※日本語プレスリリース
https://www.sdcard.org/jp/press/SD_EXPRESS_A_REVOLUTIONARY_INNOVATION_FOR_SD_MEMORY_CARDS.pdf
※SD Association 説明動画
現在のBSデジタル放送のビットレートが約18Mbps(2.25MB/s)、ブルーレイディスクのビットレートが約40Mbps(5MB/s)程度と言われていますから、985MB/sというのは途方もない数字です。VR動画の場合は、極端に言えば、上下左右360度の映像を一度に記録しなければなりませんから、2K程度の解像度であっても全視界をカバーするためには相当なビットレートが必要になります。そういうことを予め可能とするような規格を用意したということですね。
容量だって、従来の最高容量は2TBですから、64倍の規格を用意したのですね。ちなみに今手許にあるSDカードの最大容量は32GBでした。これだって10年前だったらびっくりして腰を抜かすほどの大容量です。4TBとか8TBのSDカードが数百円で手に入るようになると社会がどのように変化するのか、想像してみてください。