マスクがプレハブに住む理由

ペイパルと、テスラと、オープンAIと、スペースXの創業者であるイーロンマスクさんは、2020年にカルフォルニア州にあった7軒の家を売却し、テキサス州のスペースXの工場付近に転居し、なんと5万ドル(550万円)のプレハブ住宅に住んでいると言います。スペースX社は、南テキサスのボカチカという町に宇宙基地を建設しています。アメリカで最も赤道に近く、地球の自転を活用してロケットの射出速度を高めることができるからです。地図を見るとメキシコ国境のボカチカよりフロリダ半島南端がわずかに赤道に近いようですが、おそらくフロリダ南端の地価は恐ろしく高いのでしょう。また、カリフォルニア州よりもテキサス州の方が税金が安くなっているようです。

イーロンマスクさんは、かつてテスラの工場に泊まり込んでEVの開発を促進していたのと同じように、スペースXの工場付近に住んでロケットの開発を促進しようとしているのです。マスク自身が開発しているわけではありませんが、社長が毎日職場に来て督促されたら、それはもう、否が応でも進まざるを得ないですね。

いま、facebook が社名を meta に変更し、メタバースの世界に全力注入していくことが宣言されています。

Screenshot of secondlife.com

現実世界からデジタルツインの世界への移行が進んでいるのかも知れません。

Screenshot of ja.wikipedia.org

現実世界で立派な豪邸に住んでいるのは「ダサい」というのが、最先端のデジタルセレブの常識になりつつあるのかもしれません。豪邸を捨てることは、メタバースへの移行を実践する行為なのかもしれません。

ちょっとこれは仏法修行の出家に似ていることかもしれません。俗世を捨てて、極楽浄土の世界に羽ばたくというわけです。そう考えると、21世紀のデジタル革命というのは一種の宗教のようなものかも知れません。大多数の人々の生活とは違う道を歩み始める、という意味があります。シンギュラリティを乗り越えるためにはそのフレーバーが必要です。

ですから、マスクがプレハブを好むニュースから自分自身の世界観にもフィードバックした方が良いでしょう。新しい時代への移行が進展しており、衣食住の全てがパラダイム転換しつつあるということを肌で感じてください。

※参考書籍

出家的人生のすすめ

未来ビジネス図解 仮想空間とVR〈メタバース〉


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