うちではウインドウズ2台、ubuntu 3台使っているのですが、いまや使い勝手に違いは無いです。ブラウザに、メールに、印刷に、オフィスソフトに、全て無料で何でもできます。プリンタはエプソンとかキャノンであれば何ら問題無く、ubuntu用ドライバがあります。パソコンの調子が悪いときは、必要なデータを保存してから、古い部品を交換して、最新版ubuntuをクリーンインストールすれば復活です。「アクティベーション」とかは全く不要なんです。この前ウインドウズの新品パソコン買ったときに、プロダクトIDを入力せよと表示されて、本体に貼ってあるシールの通り入力したら「アクティベーションできません、マイクロソフトに電話して下さい」と表示されて焦りました。新品パソコンで自分に何の落ち度も無い自信がありましたので正々堂々と電話しましたけどね!
1968年にヒッピー運動の機関紙「ホールアースカタログ」を創設したスチュアートブランドは「情報はフリーになりたがっている“Information wants to be free.”」と言いましたね。そうです、OSもフリーになりたがっているのです!OSと付属ソフトの分野では、無料世界(限界費用ゼロ社会)が既に実現しているのです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/フラット化する世界
トーマスフリードマンは「インターネット通信の発達やインド中国の経済成長により世界の経済は一体化し世界の労働者は同等な条件での競争を行う時代に至る」と主張しましたが、多言語対応の無料OSも論拠のひとつになるでしょう。コールセンターに電話したら外国に電話が通じているかもしれません。世界の消費者は、もはや自分が受けているサービスがどこの国から提供されているか全く分からなくなっているのです。シェアリングエコノミーにおいては、労働力もまたシェアされるのですね。
シェアリングエコノミーを実感するために、自分の使っているパソコンのうちの1台でも、ubuntu を入れるべきです。そして、「所有からアクセスへ」と変化する生産性革命を、フリーで何でもできるということを身をもって理解する必要があるでしょう。中学でも高校でも、ubuntuパソコンを練習するべきだし、大学生になったらubuntuのノートパソコンを使うべきでしょう。