本屋さんでトランジスタ技術11月号を見つけて手に取って驚きました!今はワンボードマイコンでネット接続せずに(スタンドアロンで)画像認識、音声認識、自動運転などのAI技術を活用できる時代になりつつあるということです。google home や amazon echo みたいなクラウドタイプ(インターネット経由で大型コンピューターを利用する)が現在は主流ですが、簡単な認識機能であれば数千円のワンチップマイコンで実装できる時代になっているということです。
そういえばwifi接続無しで使える「オフライン翻訳機」なんかは、既にこの技術を使っているのですよね。例えば、こちらのlogbarさんの ili(イリー)はオフラインで使えます。
このような用途向けに、組み込み用のディープラーニングプロセッサが開発販売されているということです。64bitで400MHzのRISC-Vプロセッサで機械学習をやっているということです。
RISC-Vというのはフリーソフトのように無償で使えるCPUチップ設計図のことですね。32bit, 64bit, 128bitの3タイプがあります。ライセンス料が掛からないので安価に使えます。機械学習のプログラム(学習済みモデル)もフリーソフトです。RISC-Vを使って省エネルギーのワンチップマイコンでフリーソフトで機械学習が使えるなんて、これがどういうことを意味するか分かりますか?もう、自動販売機とか、電卓とか、クルマとか、縁日のオモチャとか、ありとあらゆるものが、音声応答可能になる時代がすぐそこまで来ているということです。
この息吹を感じるために、分からなくても良いからトランジスタ技術2019年11月号を買って眺めてみると良いでしょう。冒頭のマンガならお子さんでも読めます。AI処理には、学習と推論があって、推論は計算パワーが要らないことなどが分かりやすく説明されています。
コメントを残す