君たちは夢をどうかなえるか

宇宙戦艦ヤマト、銀河鉄道777で有名な松本零士さんが80歳になって、就学期の若者への応援メッセージを綴ったものです。吉野源三郎の「君たちはどう生きるか」の21世紀版とも言える本です。人間にとっての永遠のテーマであり、シンギュラリティを乗りこえる際にも役立つものです。

7歳の時に、マンガやアニメーションを創りたいと志し、18歳で単身、小倉から東京まで24時間の夜行列車の旅で、松本零士さんは興奮と感動で一睡もできなかったそうです。このようなドラマチックな人生を歩める人はそんなに居ないと思いますが、夢を追いかけることの大切さを真摯に教えてくれる本だと思いました。

どうしたら松本零士さんみたいに明確な夢を持てるのかと不思議に思いましたが、収録されている「昆虫国漂流記」を読んで少し分かる気がしました。5歳とか6歳とかの頃に思いっきり自然の中で遊び尽くしたことがひとつの原因となっている気がしました。感受性を豊かにして、様々なものを吸収して、更に興味を広げていって、それで、ひとつの夢に到達したのかなと思いました。遊ぶことが大事なんですね。小学生でも、中学生でも、高校生でも、大学生でも、大人でも、無心に遊ぶことが大事だと思いました。


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