マイクロソフトCEOがクラウドAIとAIデバイスへの注力を発表

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サティア・ナデラCEOは、Intelligent Cloud and Intelligent Edge の2つの技術チームの発足を発表しましたね。ひとつは、体験とデバイスのチームだそうです。エッジってどういう意味かと思いましたが、ブラウザの事ではなく、インターネットの端っこ、個々のヒトが体験する場所ということでしょう。インターネットの端っこは、今まではブラウザでしたが、これからは違うよと、言っているわけですね。「コンピューティング体験は複数の感覚を含むようになってきている」と言ってます。こりゃまあ、はっきりとは書いてませんが、VRデバイスの含みもありますね。様々な書籍で「将来スマホが無くなる」と予想されていますが、スマホが無くなるのはこの流れですね。例えば脳波を直接読み取り、脳波に直接データを送信できれば、スマホみたいな小さな画面を使って操作する必要性は毛頭無くなる訳です。AIスピーカーも同じですね。画面が無くても相当色んなことができます。将来的には、触覚や嗅覚に訴えるコンピューターが出現するということになります。

クラウドAIというのは、私達が毎日試している、アマゾンエコーとかグーグルホームとかのAIスピーカーと同じですね。クライアント・サーバーモデルで、AIの進化を顧客に早急に届けたいと、言っているわけです。先日はドロップボックスの上場がありましたが、インターネットの進化により、高速・広帯域のデータ送受信ができるようになりましたから、ストレージや計算資源が「どこに所在しているか」これはどうでも良くなってきているんですね。勿論、データセンターでまとめて管理した方が、安価に安全なコンピューティングを提供できるわけです。我々が知らないうちに、クラウドのCPUとSSDが高性能なものに交換されるんですね。我々が知らないうちに、クラウドのAIは進化します。

10年程前ですかね、ガラケーの将棋ソフトで、サーバー通信によりアマ4段の棋力を実現するというソフトが出て驚いたことがありましたが、あれが私にとってもクラウドAIの初体験だったかもしれません。通信しないスタンドアロンだとアマ初段程度で、これは何とか勝てるのですが、サーバー通信のアマ4段になると勝てなくなっててすごい時代がきたなーと思ったんです。その後、shogidokoroとか、apery先生とか、PCでも使えるようになってきて、これはプロ棋士をも超える勢いになり、あっという間に人間を抜き去りましたね。クラウド方式だと、顧客の目前のPCの計算能力やストレージ量に左右されず、「やりたいことができる」というメリットがあるんですね。ホント凄い時代が来ると思います。

この2つの研究チームの発表から、我々は、シンギュラリティ革命の当面の進む方向性を認識できると思います。マイクロソフトの偉い人は、「スマホを無くそうとしている」、「AIのクラウド化を促進しようとしている」、というわけです。