アマゾンの決算書を読む

※2024/12/30更新

Screenshot of ir.aboutamazon.com

アマゾンの決算書はこちらで見れますね。アマゾンの決算書、皆さん見てますか?見ない?どうして?世界はアマゾンを中心に回り始めているというのに!

2023年末の数字を引用します。

売上(百万ドル)
北米=352,828=61パーセント
その他世界=131,200=23パーセント
AWS=90,757=16パーセント

営業利益(損失、百万ドル)
北米=14,877
その他世界=-2,656
AWS=24,631
総計=36,852

なんと、アマゾンの物販は、北米で稼いだ分を世界全体の赤字に投入してしまい、AWSの利益が全体の約3分の2に達しているんですね。

何で北米以外の物販が赤字になるか?そりゃあ、日本のプライム会費は年間5900円ですけど、アメリカは年額139ドル(約19700円)ですから約3分の1になっているんですね。これではなかなか儲かりません。

AWSの利益率(AWS利益÷営業利益総額)=24631÷36852=0.668=66.8パーセント

AWSの利益は北米物販の約1.6倍で、アマゾンの稼ぎ頭となっており、ほぼ営業利益全額を稼ぎ出しているということになります。収益構造から見ると、アマゾンは物販の会社というよりはサーバー会社であるということができるんですね。

「物販は儲からない、サーバーは儲かる」、これはシンギュラリティを乗りこえるための必修知識ですね!


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