AI時代の人生戦略

言わずと知れた、日本マイクロソフト2代社長の成毛眞さんのAI啓発本です。ちなみに初代社長は古川享さんでしたね。

これからの時代に生き残るには、STEM、または、これにA(アート art 芸術)を足した、STEAMに注力せよという本です。

STEMは、

サイエンス science のS
テクノロジー technology のT
エンジニアリング engineering のE
マセマティックス mathematics のM

ということです。科学、技術、工学、数学、さらに芸術が大事ということなんですね。文系理系とか関係無く、これらの分野に興味を持ち、常に知識を更新していくべきであるということです。そしてこれらの勉強・知識・経験を生かして、イマジネーションやクリエイティビティ(想像力や創造性)を発揮するには、子供時代から、SF小説に親しむことが結構大事であると力説されていますね。アップルやマイクロソフトやテスラやアマゾンなど、世界のそうそうたる企業の経営者がSF小説に親しんで育ったと紹介されていますね。

https://www.inc.com/geoffrey-james/7-scifi-classics-that-billionaire-entrepreneurs-love.html?cid=search

また、この本で紹介されている、damncoolpictures の jobs that no longer exist というページが興味深かったので御案内します。

http://www.damncoolpictures.com/2014/03/jobs-that-no-longer-exist.html

なんとまあ、「目覚まし係」という仕事も昔はあったんですねえ。最近でも、和文タイプとか、ポケベルとか、どんどん消えていった職業や会社が沢山ありますね。こういうものに思いを馳せることも、将来を見据えるために有益な事かもしれません。

この本の最終章「ゲームで遊ばないような奴に明日はない」は結構衝撃的です。「勉強なんてしてないでゲームをしなさい」などと書いてあります。その心は、最新のテクノロジーに触れて、社会が進む方向性を体感して、正しい道を歩めということなんですね。まあ、本を売るためのキャッチフレーズということもあるのでしょう。また、著者は普通に大学まで高等教育を受けて、しかる後にテクノロジーの変化に敏感な生活をしているというわけで、高等教育に入る前にゲームで潰されたというような経験や心配は無いわけです。子育てをしている管理人からすれば、「ゲームも知らないような奴に明日はない」、「勉強やった上でゲームをしなさい」と修正したいと思います。やはり、基礎解析学、微分積分学を修めた上でゲームで遊んで欲しいんですよね。VRなんかの体験は大事だと思います、はい。


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