近畿大がクラウドファンディングでマグロ追跡衛星を計画

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マグロを捕獲し、背中に特殊シールを貼り付けて放流し、航空機や衛生からレーザー光線を照射してマグロの存在を確認するのだそうです。

従来であれば、大学に申請して研究費を受けたり、文科省に申請して研究費を受けたり、企業に共同研究を持ちかけて研究費を受けたりしていたわけですが、今回は、クラウドファンディングで研究費を賄おうと言うわけです。

ビルゲイツが1994年に「将来、銀行は要らなくなる」と予言したそうですが、このようなフィンテックの普及により、投資家と企業者を結びつける媒介の役割が、銀行からコンピューター(AI)に移転すると予想していたのかも知れません。

さて、この文脈で言えば、研究助成の分野でも、「将来、文科省は要らなくなる」ということになる可能性が出て来ますね。研究者と、個人出資者がフィンテックで繋がり、研究プロジェクトを推進することが可能となるわけです。さらに言えば、研究者はクラウドファンディングで研究をすれば良いので、大学の研究室に所属する必要も無くなることになりますね。「将来、大学は要らなくなる」なんて恐ろしいことまで見え隠れしてきます。

このニュースを、マグロのニュースと見るか、そのような研究の在り方の変化の端緒と見るか、それによって子供達の将来の行動に大きく影響してくる気が致します。20世紀、研究職に就くことは極めて困難なことでした。ポスドクなんて言葉がありまして、ポストドクターというのですけど、博士号を取得したけど、大学の正式な職員になれない状態で、何年も研究の手伝いをさせられるという問題がありましたね。大学も予算が限られているので、博士号を取得したからといって全員を採用することはできなかったわけです。

しかし、このクラウドファンディング研究方式を活用すれば、博士号を取得した人は、自分で研究所を開設できることになります。それはまあ極端に言えば、自宅ワンルームマンションを研究所にしちゃっても良いわけです。それで、しっかりした内容の、実現可能性のある企画書を作成し、クラウドファンディングサイトでパトロンを募集して研究しちゃえば良いということになるわけなんですね。子供に対して「何でも良いから博士号を取得し、自宅で研究所を開設してクラウドファンディングで運営しろ」というアドバイスができるかもしれません。フィンテックにより、研究職のハードルが下がるというお話なんですね。