出典、「貿易・国際収支の構造的変化と日本経済に関する研究会」-問題意識-財務省財務総合政策研究所研究部https://www.mof.go.jp/pri/research/conference/zk097/zk097_01.pdf
必ずしもこの通りになると決まったわけではありませんが、イギリスの経済学者クラウザーさんによると、そのように考えられると提示されているわけです。これは20世紀の古い見方であり21世紀には通用しないのでは、という心配もあるかもしれませんが、参考にはなると思います。
この発展段階の6番目まで行ったらどうなるのか?それは、また1番に戻るということのようです。「振り出しに戻る」って双六みたいですね。日本の場合は超が付く「少子高齢化人口減少社会」が進行しますので、この発展段階説の想定を超える動きをする可能性もありますね。
ひとつの考え方として、「これから日本の国際収支は赤字に向かい、そうなったら円は下落する。現在の購買力平価に対する実勢為替レートの円安傾向は、この将来的な動きを予想して先取りしているものと思われる。」という見方ができると思います。