人工知能銘柄HEROZの上場初値は公開価格の10.9倍!

Screenshot of heroz.co.jp

 

4月20日金曜日にブックビルディング価格4500円で東証マザーズに上場されましたが、あまりの人気に値が付かず、週明けの月曜日も値が付かず、3日目の本日、公開価格4500円の10.9倍にあたる4万9000円の初値を付けました!何でもブックビルディングからの上昇率は1995年以来最高だったとか。

これがAI革命のインパクトというものですね!

その会社にそれだけの価値があるかどうかは関係無いんです。株式市場というのは人気投票で価格が決まります。いま、AIは人気があるってことですね。旬ということです。

本日の終値は42000円で、PBRは183倍、PERは639倍ということです。

ちなみにPBRというのは純資産倍率で、会社の総資産から借金を引いた「返さなくても良いお金」を、発行済み株式数で割った「1株純資産」の何倍の株価になっているか、ということです。普通の会社なら1~5倍位が多いですね。いわゆるオールドエコノミー銘柄ですと1倍を切っていることも珍しくありません。これが183倍、これはまあ、「プラチナチケット」という言葉がぴったりな感じですね。

※日本証券業協会のPBR説明ページ
http://www.jsda.or.jp/manabu/qa/qa_stock33.html

そしてPERは利益倍率で、株価が年間純利益(税引き後利益)の何倍になっているかという数字です。逆に利益を株価で割り算しますと(つまりPERの逆数)、会社の「利益利回り」が計算されます。会社が1年間で、株価に対して何パーセントの利益を稼ぎ出すかという数字になります。今は金利が低いですが、一般的に2~5パーセント位の利益利回りが期待されますので、PERで言えば20~50位が普通の会社です。いわゆるオールドエコノミー銘柄ですと20倍を切っていることも珍しくないですね。これが639倍、利回りに換算しますと年率0.15パーセントですね!

※日本証券業協会のPER説明ページ
http://www.jsda.or.jp/manabu/qa/qa_stock32.html

アメリカのアマゾンは、PBR26倍、PERは246倍ということで、これが安く見えて来るから不思議です。

今、世界のクラウド市場は、アマゾンのAWSと、マイクロソフトのAzureと、IBM Cloud とグーグルCloudが市場の半分以上を寡占していますね。

Screenshot of www.srgresearch.com

 

これからはAIクラウドが革命の主戦場となりますね。どこが勝つか分かりません。そういう場合は、全部に賭けるのが正解でしょう。このHEROZの初値のニュースを見て、少し考えが変わりました。まだまだAIはPER200倍では高くないということですね。利回り換算で年率0.5パーセントであっても、それは過去の数値に基づくPERだから気にするなということなのでしょう!

大人に対するアドバイスは、「躊躇することなく、PER200倍のAI銘柄を買いまくれ!」ということになるでしょうか。

子供には、「何でも良いからAIをやれ!そしてAIの会社に就職しろ!」とアドバイスしたくなります。

子供から、「具体的にどうすればよいの?」と聞かれたら、「MITに行ってAIを研究し、アマゾンに就職しろ」と回答することになりますね。
 
※マサチューセッツ工科大学ホームページ

Screenshot of web.mit.edu


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