週刊ダイヤモンド 2019年 12/28・2020年 1/4 新年合併特大号
毎年12月下旬になりますと、書店に行って経済誌の予測特集合併号を読み比べて買うことにしています。本当は全部買ってしまうべきかもしれませんが、いつも立ち読みして一番しっくり来るものを1冊だけ買います。だいたい、ダイヤモンド、東洋経済、エコノミストのうちどれかを買います。今年は週刊ダイヤモンドを購入しました。
そこに、「競争の戦略」で有名なハーバード経営大学院ビジネススクール教授マイケル・ポーターさんの対談記事が載っており、印象的な記述がありました。なんと、現在のハーバードビジネススクールの優秀な学生たちは、今やGAFAなど巨大IT企業への就職を希望していないのだとか。「データの使い方が正しくないと思っているから」ということです!CSV経営の観点で、社会に何を還元できるか考えて行動するような仕事をしたいと考えているようです。
ポーター教授は、「総合的なデジタルトランスフォーメーションDX」と、「共有価値の創造CSV」が日本企業の成長戦略に欠かせないと述べておられました。
デジタルトランスフォーメーションDXは、テクノロジーによる生産性の劇的向上です。
共有価値の創造CSVはSDGsのような人類共通課題へのコミットメントを通じて企業価値を高める方策です。
今まで、子ども達には「MITに留学してグーグルに就職しなさい」と指導する積もりでしたが、時代の最先端は違うのですね。今は、人類共通課題への貢献を目指して、小さくても世界中の尊敬を集めるような企業、それが非営利のNPOであっても就職しようとするのが最先端の考え方になっているのです。
※参考記事
※参考書籍
マイケル・ポーター、経済的価値と社会的価値を同時実現する 共通価値の戦略 DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文
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