マイニング体験

マイニング体験してみました。VPSのサーバーとか、自宅PCとか、転がってたラズベリーパイでマイニングソフトを走らせてみたのです。CPUMINER-MULTIというソフトを使います。詳しいことは以下のURLを参照して下さい。ウインドウズだとマイニングソフト自体がマルウェアだと断定されてしまってダウンロードも実行もできないので適宜例外設定をする必要があります(若干不安な気持ちになります)。

https://github.com/tpruvot/cpuminer-multi

https://github.com/OJosh/CpuMinerRaspberryPiAutoInstall

それで、コインチェックのMONAのウォレットアドレスをマイニングプールに登録して5日ほど採掘した結果がこれです。

0.00014MONA?

仮に1MONA=160円とすると、掛け算して、0.00014×160=0.0224円ということになります。1か月30日採掘し続けると0.1344円です。途方もない数値ですね!

単独でマイニング(ソロマイニング)してもブロックチェーンの暗号を解読することは至難の業ですので、共同でマイニングして誰かがブロックを発見(暗号解読)したらみんなで報酬を分けあう「マイニングプール」に参加して分け前をもらいます。

Screenshot of monacoin.org

管理人が参加したVIPPOOLはMONAのマイニングプールで、総ハッシュレート(採掘能力)は、161,595 GH/sです。1ギガハッシュは、キロの千倍のメガのそのまた千倍で、1秒間に10億個の暗号を解読できる能力となります。その16万1595倍ですから、1秒間に161兆5950億個の暗号を解ける能力ということになります。

これに対して、管理人のVPS(マイニング禁止の所もあるので要注意)と自宅PCとラズベリーパイを合計したハッシュレートは約1MH/sです。1秒間に100万個の暗号を解読できるのですから立派なものですが、プール全体の能力からみれば微々たるものです。割合を計算してみましょう。

管理人のハッシュ割合=0.001GH÷161595GH=0.00000062パーセントとなります。プール全体で1度に12.5MONA(約2000円)の報酬を得ても、その0.00000062パーセント(約0.00000008MONA、約0.0000124円)しか貰えないという訳なんです。

管理人の感想を箇条書きにします。

・マイニングを趣味にしている人の気持ちが分かった。採掘が赤字でも楽しいのでついつい色んなマシンで採掘してしまう。採掘の効率を上げるにはどうするか四六時中考えてしまう。

・太陽光マイニングは楽しいかもしれない。ラズベリーパイのマイニングは太陽光発電してモバイルバッテリーを充電した電力でやっているのですが、電気代が掛からないマイニングに可能性を感じた。

・仮想通貨をマイニングするということはお金を稼ぐということであり、それには太陽光電力とCPUがあれば良いということになる。太陽光は無料で手に入るので、結局半導体があれば良いという事になり、半導体=お金、という図式が成立することになる。半導体は最初ラジオや計算機の用途であったが、いまやお金を生み出す資産になった。半導体の位置付け、意味合いが変わってきた。

・MONAの時価総額は約120億円ですが、それでもProof of Workの多数を握って自分の好きなようにブロックチェーンを書き換えること(51パーセント攻撃を成功させること)は大変だと痛感しました。ビットコインの時価総額は約60兆円ということで、MONAコインの5000倍です。BTCブロックチェーンの堅牢性は凄いなと痛感しました。BTCは人類が手に入れた最も安全な価値保存方法であるという主張は本当かもしれない。

・普通のコンピューターのCPUでマイニングしても、並列処理のGPUのマイニングには全然勝てないと痛感しました。同じように、GPUを使ったニューラルネットワーク機械学習には、普通のCPUでは勝てないし、人間の脳の認識能力も勝てないのではないか。

はい、これらの肌感覚を実際に味わうために、お勧め致します。マイニング体験!

※参考書籍


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