残業禁止ジタハラ

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兵庫県養父市は、長時間労働を抑制するため、毎週水曜日の定時退庁日に職員が残業した場合、午後6時半にパソコンを強制終了するシステムを5月11日から本格導入しました。

強制的に残業できなくするシステムということで、働き方改革のひとつの試みが行われています。

勿論過労死とか長時間労働とか、日本の労働生産性の低さなどの問題はありますので、いろんなことをやってみる必要はあるでしょう。

他方、労働時間を強制的に短くさせられるストレスを「ジタハラ=時短ハラスメント」と呼んで批判する意見もあります。

※学校における働き方改革特別部会(第21回)配付資料

https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/079/siryo/__icsFiles/afieldfile/2019/01/11/1412402_10_1.pdf

こちらの資料では、「長時間労働」→「採用上の魅力ダウン(人材の質の低下)」→「教職員の精神疾患増加」「学級崩壊や問題行動の増加」→「対応に忙殺され人材育成の機能不全」→「長時間労働」という悪循環が指摘されています。

これは学校教育の場面の話ですが、日本社会のあらゆる場面で、この悪循環が続いている結果としてOECD加盟国43ヵ国中28位の労働生産性に至っています。

Screenshot of data.oecd.org

※参考書籍

隅田貫、ドイツではそんなに働かない

こちらの本では、ドイツ人の気質を参考に日本でも生産性を上げて休日を増やすことは可能と述べられています。

  • 自主独立の意識が生産性を高める
  • 仕事よりも家族を大切にする
  • あいさつ、コミュニケーション
  • 残業をしたら評価が下がるという考え
  • スマホを置いて散歩をする
  • 人は人、自分は自分と考える
  • 会社にしがみつかない生き方にシフトする
  • 休暇は年に5~6週間取る
  • 夕食は家族で食べる

日本の生産性が上がらなくても、世界の生産性は勝手に上がっていきます。その生産性を活用して、休暇や家族との時間を大切にする生き方にシフトしていく必要があります。旧来のライフスタイルをやろうとしても出来なくなっていきます。世界の生産性が旧来のライフスタイルを阻んでいるのです。阻まれているのに、無理矢理続けようとするのは苦しいことです。苦しいことはやめて、自然なスタイルを模索するべきでしょう。それは世界基準のライフスタイルなのです。


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