無敵の人、拡大自殺

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安部元首相が選挙演説中に自作散弾銃で銃殺されました。選挙中ということで伊藤長崎市長銃殺事件を思い出してしまいました。

このような自暴自棄な犯罪行為が行われてしまうのは「無敵の人」が増えてきたことと関係があるのかもしれない、と感じました。無敵の人とは、社会的に失うものが何も無いために犯罪を起こすことに何の躊躇もない人を意味するネットスラングです。

同じような意味で、「拡大自殺」という言葉もあります。昔からある「無理心中」とちょっと似ています。それはもう、自暴自棄になって自殺したい人物が、家族や、時には見ず知らずの他人を巻き添えにして自殺しようとする行為です。自殺に失敗すれば単なる殺人事件と同じことになってしまいます。

シンギュラリティの時代に、これは何を意味するのでしょうか。

無用者階級の同義語類義語

イスラエルの歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリ氏の「ホモ・デウス」で提出された未来の大半の人類の姿が無用者階級です。ハラリさんの描いた未来に向けて少しずつ変化して行きますので、無用者階級の呼び方も少しずつ変化して行きます。同義語類義語を検討することにより、その変化をより捉えやすくなります。
呼び方解説・備考
無用者階級ユヴァル・ノア・ハラリ「ホモ・デウス」第9章参照
生活保護受給者20世紀の呼称
老齢年金基礎年金、厚生年金
ベーシックインカムuniversal basic income
障害年金精神障害も含む
大人手当児童手当の拡大版
ユニバーサルクレジット2013年に始まったイギリスの給付制度
負の所得税低所得者は生活費の補助を受ける
失業手当雇用保険、失業給付
公営住宅住宅給付

生まれ育った時の世界観と、大人になって中高年に差し掛かった時の世界観に大きな違い(乖離現象)を生じてしまったといことが一つの原因の様に思います。

世界観の乖離現象

生まれ育った時の世界観・・・結婚して子育てし真面目に仕事をして友人にも囲まれた祖父母、両親のような人生。

中高年になって体験している世界観・・・失われた30年で日本経済はどん底であり、仕事も財産も家族も友人も無い、という孤独な状況に追い込まれている。

中国が世界の工場となって、日本国内であらゆる生活用品の製造をする必要が無くなりました。それは百円ショップに行けば分かりますが、日用必需品の主要大部分に到達しています。しかし、その百円ショップで払う金銭すら稼げなくなってきたときには、過去に類例の無いような閉塞感を感じることになってしまうのです。

江戸時代のお百姓さんであれば、何はともあれ農作業を手伝ってコメを収穫してそれを食べれば生き延びることができましたが、高度に分業が進んでいる現代社会では、仕事や金銭が無ければ根本的に生き延びる手段が無くなってしまいます。そのような場合に、適切なセーフティネット、基礎年金や生活保護やベーシックインカムの制度が整備されていれば良いのですが、そこは未だ不十分な状態ですから「無敵の人」「拡大自殺」が後を絶たないことになってしまっているのです。

個人年金を増やせ

生産性革命は確実に進展していますから、その恩恵を受けつつ、社会全体のベーシックインカムが成立するまで、「個人年金」を増やす努力が必要です。

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20代、30代の若年世代には想像しにくいかもしれませんが、例えばNISA制度を使って120万円で、JREIT(不動産上場投資信託)を購入して年率5パーセントの配当を得た場合は、年間6万円の不労所得を得ることができます。月額5千円です。

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NISAは最大5年分の非課税措置を受けることができますから、総計600万円分のJREITを非課税で投資できるのです。600万円の5パーセントで、年間30万円、月額2万5千円の所得になります。

年率5パーセントのインカムゲインの他、米国のNASDAQ成長株投資をすれば過去20年以上に亘って5パーセント以上のキャピタルゲインが実現できている実績もあります。

ですから、600万円のNISA投資が完了するまで「お金を使うな」と言いたいです。そして、その貯蓄をJREITやNASDAQなどの投資に回すべきなのです。持ち家の確保も必要です。100万円でも300万円でも、手持ち資金で買える不動産を買いましょう。これを社会全体の金銭教育で広めていく必要があります。

※参考記事

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