こちらの記事でご紹介した、河合雅司さんのベストセラー「未来の年表」の続編です。「未来の年表1」は、2020年にどうなる、2030年にどうなると、年度毎に未来予想が記載されていましたが、「未来の年表2」では、具体的な日常生活でどのようなことが起こるのかが描写されています。それは人口予測の具体的なデータに裏打ちされた予測ですので、実現性の高い予測です。そのような社会になった場合に、我々自身はどうしたらよいのか、その提言も「今からできる8つのメニュー」として記されています。
詳しくは書籍を読んで頂くとして、かいつまんでご紹介いたします。
(1)働けるうちは働く
(2)1人で2つ以上の仕事をこなす
(3)家の中をコンパクト化する
(4)女性は、ライフプランを描く
(5)女性は、年金受給開始年齢を繰り下げ、起業する
(6)企業は、全国転勤をなくす
(7)企業は、テレワークを拡大する
(8)地域では、商店街は時おり開く
要するに、従来では考えられなかったようなことでも、柔軟に考えて、少しずつ実践していきましょうということですね。(4)のライフプランは、単刀直入に言えば、女性はなるべく若いうちに子供を2人以上産みましょうという提言なんですね。なんという古い考え!と批判する人もいるかもしれませんが、老老介護とか、ダブルケア(子育て中に親の介護をしたり、夫婦の両方の親を同時に介護したり)が必要となることを考えると、なるべく早く産むことを考えるべきという結論に至るわけです。大学も出たほうが良いし、大学院もやったほうが良いかもしれないし、就職してある程度仕事を覚えてからの方が良いかもと、思っていると、あっと言う間に40歳(アラフォー)になったりして、気がついたら不妊治療が必要になっていたりするという話なんですね。