DARPA

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イノベーションとか、シンギュラリティ革命を語る場合に、DARPA(ダーパ)を抜きにして議論することは一切できません。DARPAは、Defense Advanced Research Projects Agency 米国の国防総省の研究開発機関です。発端は、冷戦時代1957年の世界初の人工衛星スプートニク1号打ち上げ(ICBM大陸間弾道ミサイル完成)に衝撃を受けたアイゼンハワー大統領が、1958年に設立承認して創設されました。これは実験施設を持たない研究所で、プログラムマネージャーが研究テーマを決めて、民間や大学の研究者を選抜し、資金を与えて定期的に意見交換して、研究を仕上げていくというスタイルです。研究助成というのとはひと味違うスタイルです。

そのDARPAが今まで生み出してきた研究成果が凄いのです。

・VLSI

・枯葉剤(ダイオキシン)

・インターネット(ARPANETが発展したもの)

・GPS

・自動運転車

・合成生物(人工細胞)

その研究助成は今現在も続けられています。2015年の年間予算は2.97ビリオンダラーだそうです。約3000億円ですね。

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日本の科研費が約2600億円と言われているので、これを軽く超える規模となっています。規模だけでなく成果を見れば、資金効率が良いことが分かります。勿論アメリカではDARPA以外の研究助成費があるでしょう。アメリカも中国も、今もの凄い勢いで人工知能(コンピューターサイエンス)や遺伝子工学分野に研究助成してイノベーションを加速させているのです。

日本の復興は、これに遅れている、負けているという認識を持たないと始まらないでしょう。「日本の技術は素晴らしい」とか言ってると、どんどん遅れが拡大してしまうのです。日本全体が泥舟になってしまいます。社会人、高齢者は、この認識を持って転職先や資金の投資先(逃避先)を考えるべきですし、小中学生、大学生は、この認識を持って専攻や進路を考えるべきです。

※参考書籍

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