森の生活

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ハーバードを卒業して、故郷に帰り中学校の教師をやったり、家業の鉛筆製造を手伝ったりしていたヘンリー・ソローが、兄の早世に衝撃を受け、また、ハーバードの先輩で超越主義の師であり友人であったラルフ・ワルド・エマーソンの助言により、ウォルデン湖畔に小屋を自作して、そこに2年2ヶ月と2日実験的に自給自足生活しました。1845年7月4日から1847年9月6日までです。この時の日記と、退去後の執筆により、1854年8月に、”walden, or life in the woods”が出版されました。直訳すると「ウォルデンのことや森の生活のこと 」という感じでしょうか。森を退去してから出版までの約7年という時間に、ソロー自身の思索も深まったでしょうし、エマーソンなどを通じて出版社への売り込みもあったのでしょう。

その本が今、超越主義やミニマリストのバイブルとされて21世紀の今でも読み継がれています。wikipediaを読むと如何に英語圏で尊敬され愛されている本か分かります。

https://archive.org/details/waldenorlifeinwo1854thor

これは著作権が切れておりますので、デジタルアーカイブで公開されており、誰でも無料で読むことができる状態です。素晴らしいですね!英語ですけど!

https://www.aozora.gr.jp/index_pages/person1209.html

青空文庫で日本語版の公開準備も進められています。古い翻訳版の著作権も切れているんですね。日本語でも無料で読めるようになりますね!

待ちきれない人は新刊本を買いましょう。最近では絵本版とか、マンガ版もあるんですよ。絵本版は絶版なので図書館で探して読んでみましょう。日本語訳でも、原著は長大で比喩が多く小学生や中学生には難しいかもしれません。お子さんにはマンガ版を推奨します。頭が柔らかいうちに、ミニマリスト精神を学ぶのは良いことでしょう。マンガ版では「森の生活(抄)」という要約版や「市民としての反抗」の抜粋も含まれていてソローのエッセンスを掴むのに良い本だと思います。これはガンジーの不服従運動やキング牧師の公民権運動にも影響を与えた凄い論考です。

「森の生活」は19世紀の本ですが、21世紀にも読み継がれてミニマリストのバイブルとなりました。タイニーハウス、スモールハウス、小屋暮らしの実践者達が今でも小屋の中で繰り返し読んでいる本なのです。

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