こちらは中高年向きの記事となります。ベーシックインカムの収入を獲得する作戦です。
帆船ってありますよね、海の風の力を利用して進む船です。
帆船って、風上に向かってギザギザの航路を取ることにより風上方向にも進む事ができるってご存知ですか?動力なしで自由自在に進むことができるんですね。最近の燃料費の高騰を受けて、コンピューター制御の凧付きタンカーも出現しているそうです。
だから、例えば100万ドル(1億1千万円)以上とかの金融資産があれば、これで帆船の様に、市場動向の「風=ボラティリティ価格変動」の力だけで収入を得て、進む(生活する)ことができるんですね。金融資産が10万ドル(1千万円)でも、1万ドル(100万円)でも、メイン収入の足しにすることができますので、風の力で進む「帆船収入」を用意しておくことは大事だと思います。年金収入があっても、これに加えて「帆船収入」があれば色々な楽しみにお金を使うことができます。
帆船収入のやり方は、証券会社に証券口座を開設して、資金を振込して、4桁の東証コードの銘柄を購入するだけです。
一番シンプルなのは、東証JREIT(不動産投資信託)のETFを買うことです。買って放ったらかし作戦です。個別銘柄よりも相対的に破綻リスクは低減されています。まあ、ETF発行元の信用リスクはあるのですけど。
http://www.japan-reit.com/etf/
いま一番時価総額の大きなJREIT-ETFは、1343野村のNEXT FUNDS 東証 REIT 指数連動型上場投信です。時価総額3300億円で、約3.3パーセントの利回りになっています。1億円で、年間330万円の収入です。分離課税で2割減って、手取り264万円、月額22万円の収入です。
https://nextfunds.jp/lineup/1343/
景気後退局面では、東証ETFベアファンド(東証平均株価に逆行する投資信託)をfear & greed indexを使って、1ヶ月以内の短期売買する方式が考えられます。ダブルインバースと言って2倍の値動きを目指すETF(1357など)もあります。fear & greed indexはアメリカCNNが算出している市場参加者の心理を示す指数です。VIX指数と似たような指標です。
例えば、fear & greed indexが70を超えるのが1週間継続したら、1571野村のNEXT FUNDS日経平均インバース上場投信を購入し、3パーセント上昇したら売却するというような作戦であれば、比較的堅実かなと思います。それ以外の時期はお休みです。「休むも相場なり」、「売るべし買うべし休むべし」ということですね。後退局面は休みの期間が長いですね。
https://nextfunds.jp/lineup/1571/
これは、ETFの形式になっていますが、空売りをやっているのと同じですから、貸株料や手数料が掛かりますので、長期投資向きにはなりませんのでご注意下さい。長期チャートを見ればだら下がりになっているのが分かると思います。
じゃあ、どうやって後退局面と拡大局面を見分けるのか、それはOECDのCLI先行指数のグラフを見て各自判断して下さい。2019年は、どうみても後退局面入りのサイクルになっていますね。
https://data.oecd.org/leadind/composite-leading-indicator-cli.htm
上記帆船の話で言えば、「景気後退局面でもリターンを得る方法はある」ということになろうかと思います。しかし、この、fear & greed index(恐怖と欲望指数)を利用した投資方法は、実際にやってみると非常に精神的に複雑な感情に襲われます。「買いたくない時に買い、売りたくない時に売る」ということを繰り返す投資方法だからです。
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