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AMDが2019/5/28から始まるCOMPUTEX台北2019に向けて、7nm(ナノメートル=1ミリの100万分の1)プロセスを採用した新型CPU、第3世代Ryzenデスクトッププロセッサを発表しました。
新型“Zen 2”コアは、クロック当たり最高15%の性能向上を実現し、キャッシュメモリ増加と、浮動小数点ユニットの再設計などにより、大きな進歩を実現しているということです。
12コア24スレッドのRyzen9 3900X でBlender Renderによる3DCG描画性能を測定したところ、インテルのi9-9920X(14nmプロセス、12コア24スレッド)に対して16パーセントの高速化が確認されたということです。
なんでこれが台湾で発表されたかというと、この7nmプロセスを製造しているのが台湾のTSMCだからなのですね。今や台湾が半導体プロセスの最先端地域になっているというわけです。
7nmプロセスは最新フラッグシップスマホでも採用されている技術ですが、我々が普通のデスクトップパソコンとか、去年以前に買った普通のスマホとかタブレットを使っている場合には、14nmプロセスとか20nmプロセスとかの技術で造られたCPUが動いている可能性が高いですね。つまり我々の日常生活では7nmの凄さ「7nm時代」を体感できていないというわけです。体感するためには今年発売された10万円のスマホを買うか、7月に発売される30万円のデスクトップパソコンを買うしか無いのです。
※参考書籍
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