レイダリオの教え

川上穣、カリスマ投資家の教え

日本で普通に教育を受けて、普通に仕事をして、普通にテレビをみて生活をしている限り、アメリカで尊敬を集めているカリスマ投資家達のことは認識することができないかもしれません。彼らは1000億ドル(10兆円)以上の資産を運用し、世界に対して中小国の国家元首並の経済的影響力を持っています。ちなみに日本最大であるトヨタ自動車の自己資本が約20兆円となっています。

この本では、日本経済新聞ニューヨーク支局記者だった著者がアメリカで実際に面談したり、関係者を取材して見聞きした貴重な内容が披露されています。管理人が感じたポイントを書きますので、各自書籍を手に取って実感して下さい。

レイ・ダリオの凄いところ
・2007年に顧客レポートで巨額債務を警告した。
・2007年の年末に財務省を訪問して警告した。
・2008年旗艦ファンドの運用利回りプラス12%。
・2010年欧州債務危機も予測しプラス45%。
・無料ビデオと書籍で自らの投資手法を無償公開している。これは個人的な損得を抜きにした公益的な観点から突き動かされた行動だと思います。レイダリオの言葉を理解するためだけでも英語を勉強する価値があります。

レイ・ダリオの教え

・歴史に学んだ結論、経済は機械のように動く。

https://economicprinciples.org/ja/

巨大債務危機を乗り切るための原則(未邦訳)

この本はリーマンショック10周年の節目に発表されました。表紙の赤線が示唆的です。巨大債務危機は周期的に繰り返されると言います。レイダリオが言う古典的サイクルを示します。

1、初期段階、暴落の5~4年前、債務総額は対GDP200%程度、債務返済額は対GDP50%程度である。

2、バブル期、暴落の4~1年前、債務総額は対GDP250%程度、債務返済額は対GDP60%程度。

3、トップ期、暴落1年以内、債務総額は対GDP260%程度、債務返済額は対GDP65%程度。債務返済額が増加しなくなる頃に暴落する。

4、景気後退期、暴落から3年間、債務総額は対GDP300%まで増加し、債務返済額は減少し始める。債務返済額は対GDP60%程度まで減少する。

5、美しき債務解消期 Beautiful Deleveraging、暴落から6-7年目まで、債務総額と債務返済額が共に減少する。

6、無力期 pushing on A string、何をやっても上手く行かない。次の正常化期と一体化することもある。

7、正常化期 Normalization、経済の正常化。

imfによると2017年末時点で、先進国の総債務は平均して対GDP266%に至っています。日本は何と395%。これが何を意味するか、各自良く考えましょう。ただし、利子率の低下により、対GDP債務額の意味合いが相対的に変化している可能性もあります。ゼロ金利時代には、上記の古典的サイクルは当てはまらない可能性があるのです。

New Data on Global Debt

・ポピュリズムを警告し、ポピュリズム指数を開発した。

・「プリンシプルズ」無償公開

https://www.principles.com/

プリンシプルズ、日本語版書籍

・「なぜどのように資本主義は修正することが必要か(未邦訳)」無償公開

https://www.linkedin.com/pulse/why-how-capitalism-needs-reformed-parts-1-2-ray-dalio/

※ブリッジウォーターアソシエイツHP

Screenshot of www.bridgewater.com

※レイダリオのツイッター

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