モメンタム効果というのは、市場のアノマリー(anomaly, 経験則,異常性)のひとつで、上がり続けた株が根拠も無く上がり、下がり続けた株が根拠もなく下がることを指します。anomalyは否定の接頭辞a+normal ということで「普通ではない」という意味です。例えば、金曜日の引けに下がりやすいとか、月曜日の寄りに上がりやすいなどの経験則(曜日効果)です。企業業績には関係無く株価が動くことを指します。反対語は、value 投資です。BSPLをよく読んで企業価値が高いと考えた場合に株を買い、その通りに株価が上昇するこを期待する投資方法です。バリュー投資があらゆる投資の基本ですが、アノマリー投資もバカには出来ません。実績のある経験則なのです。
岡三証券の記事を見ますと、月曜日午後3時に買って火曜日朝9時半に売るという方法はなかなか期待できそうです。
豪州ドル投資の場合は、10月に買って4月に売るというアノマリー投資が、過去20年間の勝率が高い方法でした。南半球と北半球で日射量が異なり、当地の人々の精神に影響を与えているのかも知れません。12月に上昇するのはキリスト教徒のクリスマスを祝う気持ちの影響かもしれません。
※参考書籍
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