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広告の終焉

限界費用ゼロ社会、ジェレミーリフキン

我らがヒーロー、未来学者、経済学者、ジェレミーリフキン先生が、「限界費用ゼロ社会」の第13章「所有からアクセスへの転換」において、「広告の終焉」という小見出しを設けて、次のように述べています。

---引用はじめ

広告業界は景気が良いように思われるが、関係者はみな不安を抱いている。彼らは、何百万もの人が受け身の消費者から、自らニュースや知識、娯楽、エネルギーを生み出して消費するピアトゥピアのプロシューマー(訳注=プロデューサーとコンシューマーを掛け合わせたジェレミーリフキンの造語)になりつつあることに気づいている。こうした人々はその一方で、購入済みの商品を協働型経済で他者とシェアし、市場での商品購入を極力控えている。彼らは所有よりもアクセスを選び、自動車からスポーツ用品に至るまで、あらゆるものを必要なときに必要な分だけ、ジャストインタイムで使用するのだ。

---引用おわり

生産性革命が進展し、あらゆるモノやサービスの価格が低下し、シェアリングエコノミーが進展していくと、若者は従来型資本主義経済からひっそりと身を引いていくというのです。若者はピアトゥピア(1対1)のネットワークで繋がり、受け身の広告を嫌い、SNSの口コミを重視することになります。そこには広告業界の仕事は無いというわけです。それどころか、従来型資本主義経済で莫大な利益を上げていた巨大企業の利益が消滅するだろうと述べているのです。巨大企業の利益が無くなるのですから広告を打っている場合ではなくなるんですね。現在広告業界に関係している人、広告を出稿している人、つまりほとんどの人は、この本を読むべきです。

20世紀コンシューマー=受け身メディアの広告を参考にする

21世紀プロシューマー=能動的にインターネットから情報を取得する

勿論、従来型資本主義経済は完全には無くなりませんし、従来型広告も完全には無くならないのですが、それは、21世紀における「呉服屋」「足袋屋」のように、骨董的な存在に変わり果てるということなのです。21世紀は、その変化が少しずつ進行する時代なのです。

そのような時代のビジネス戦略としては、「20世紀型の広告を用いるビジネス」を脱皮して、「限界費用ゼロ」「生産性革命」を推進するビジネスを考えるべきでしょう。「広告を出さず」「限りなく無料に近い商品やサービスを提供する」ビジネスを考えれば良いのです。設立したばかりのスタートアップ企業などを良く観察してみましょう。この考え方を実践している企業が見つかるはずです。

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