1517fund

Screenshot of www.1517fund.com

1517ファンドは、シリコンバレーの投資家ピーター・ティールが創設した若手起業家向け研究奨学金制度ティール・フェローシップの対象者に対する投資をする基金です。

ティール・フェローシップは、20代前半までの若者を学歴偏重主義から引っ張り出すために「学校の休学または退学」を条件に2年間で10万ドルの研究奨学金を提供するプログラムです。

1517ファンドは、マルティン・ルターがカトリック教会の免罪符販売を批判した「95ヵ条の論題」を教会の扉に貼り付けて宗教改革の扉を開けた画期的な期日である、1517年10月31日に由来しています。ルターが免罪符を批判したように、1517ファンドは、大学の卒業証書を「金銭で購入される意味の無い紙切れ」であると批判しているのです。

“A real education is a liberation.” — Friedrich Nietzsche

1517ファンドのHPには、「真実の教育は解放である」というニーチェの言葉が引用されています。

1517ファンドの投資第一号は、暗号通貨および台帳イーサリアムを創設するヴィタリック・ブリテンに対して行われました。

免罪符を批判したルターの宗教改革のことは歴史で勉強したけれど、まさか大学の卒業証書が同じように批判されているとは知りませんでした。でも、確かに、ビルゲイツもスティーブジョブズも大学を中退しているんですよね。これからのシンギュラリティの時代には、本当に大学の卒業証書が紙切れになってしまう時代が来るかも知れません。大学を卒業することを否定はしませんが、卒業すること自体に意味は無いということを肝に銘ずるべきでしょう。

※参考書籍(第10章でティールフェローシップと1517ファンドが紹介されている「グーグルが消える日」ジョージ・ギルダー著)

※参考対照表(シンギュラリティ表)

シンギュラリティ表

20世紀と21世紀の違い、シンギュラリティの前後でどのように変わるのか、一覧表にしてみました。当然、就職先や投資先は右側の「新体制」に属する企業を目的とすべきでしょう。左側の「旧体制」企業は、少しずつでも右側の方に移行できるように努力し続けなければ生き残れません。
項目旧体制新体制
西暦20世紀21世紀
価値の源泉人間中心主義データ主義
経済資本主義(金利あり)、成長経済シェアリングエコノミー(金利なし)、定常経済
人口増加(ベビーブーム)減少(少子高齢化)
物価上昇(財産の囲い込み)下落(協働型コモンズを無償利用)
通貨政府発行の法定通貨(基軸通貨はドル)暗号通貨(主要通貨はビットコイン)
金融銀行融資クラウドファンディング
企業大企業ビジネス株式会社小規模、非営利団体NPOボランティア、ソーシャルビジネス
労働雇用契約の必要あり。正社員パーマネント契約。必要ないがやるなら単発の仕事(ギグ)。パートタイム業務委託契約。
生産工場でNC加工家庭で3Dプリンティング
収入給与、キャピタルゲインベーシックインカム
コンピューターノイマン型(プログラムで動く)データ駆動型、ディープラーニング型(NN機械学習で動く)
インターネットクライアントサーバーモデル(中央集権)ピアツーピアによるブロックチェーン(分散台帳)
流通・小売業デパート百貨店、商店街、グローバル化百円ショップ、無人コンビニ自動販売機、ネット通販ロボット配送、ローカル化
モノとヒトの関係所有アクセス
情報紙媒体を購入インターネットで無償取得
著作権・知的財産権保護廃止(海賊党運動)
エネルギー有料の化石燃料を給油無料の太陽光エネルギーを充電
自動車内燃機関エンジンの自動車を購入して人間が運転電気モーターのカーシェアリングをコンピューターが自動運転, MaaS
衣類背広、プレタポルテ(高級既製服)wear something→ユニクロ,ZARA,H&M,Gap
食料高価(働かざる者くうべからず)安価(限りなくゼロ、無料に近づく)
住居住宅ローンで新築住宅を購入空き屋に無償で入居
不動産価値の源泉価値無し(VR・AR・デジタルツインへ移行)
家族夫婦と子供2人単身世帯
主要団体国民国家NGO,NPO
必要な勉強暗記型、教科書を習得する討論型、答えの無い問題を切り拓く
資格・学歴価値があるし必要価値は無く不要(学びは必要)
飲食店・店舗多様性無人コンビニへ集約
主要議題開発・発展持続可能性SDGs
世界観開発の物語新しい物語

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