アメリカのスタンフォード大学コンピュータービジョン研究所が開設した画像認識の「教師あり学習」のための画像データベースがImagenetです。2018年現在、14,197,122個の画像が、21841個の同義語(synset)に分類されて登録されています。
※イメージネット画像の例、ペット猫
http://image-net.org/synset?wnid=n02121620
イメージネットが2010年から、静止画からの画像認識能力を競う競技会が、ILSVRCです。Imagenet Large Scale Visual Recognition Competition、直訳しますと、イメージネット大規模画像認識競技会ですね。
2012年のILSVRCにおいて、カナダのトロント大学のアレックス・クリジェフスキー、イリヤ・スツケヴェル、ジェフリー・ヒントンのチームが、DNN(ディープニューラルネットワーク)を用いた画像認識エンジンで、2位の東大チームに10パーセント近い大差をつけて優勝したことが、ディープラーニングの大きなブレークスルーとなりました。
そして2015年、ディープラーニング画像認識エンジンの画像認識率が人類を越えるという事件が起こりました。この2015年は、未来の小学生が、歴史の授業で「鳴くよウグイス平安京」みたいに年号を覚える画期的な年号だと思います!
※参考記事
ILSVRCが終了している件