スペインでベーシックインカム閣議決定

※スペイン政府HPプレスリリース

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※BIENのスペイン情報

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https://www.google.com/search?q=スペインベーシックインカム&tbm=nws

https://www.google.com/search?q=spain+462+euros&tbm=nws

コロナウイルス感染拡大に伴う貧困対策として検討が進められてきましたが、とうとうスペインで恒久的ベーシックインカムUBIの閣議決定がなされました。成人ひとりあたり月額462ユーロの計画だそうです。1ユーロ120円とすると、月額55440円ということになります。

スペイン政府のHPを読むと、「退職年金や失業手当と同様に、要件を満たしていれば市民はこれを受け取ることができる」と説明されています。支給は実際の収入と最低保証額462ユーロの差額として支給され、「新しい社会的権利」と位置付けられています。日本国憲法25条「生存権」と似たような考え方でしょうか。

日本国憲法第25条
第1項 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
第2項 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

色んな国の憲法で生存権の抽象的な規定はあるのですが、それを具体的にどのような制度にするかは、各国の議会が法律を制定して行政が実践していくのですね。その制度をスペインでは、受給者を限定する生活保護じゃなくて、全員に最低収入を保証するベーシックインカムにしてしまったということなんですね。

これは未来永劫続くか分からない制度ですが、それにしても恒久的なUBIの閣議決定があったことは驚くべきことです。UBIにより社会のあらゆる価値観が転換されるでしょう。衣食住に加えて仕事も社会活動も、すべて、UBIを前提として価値観のシャッフルが行われることになります。例えば、不動産はUBIでも無理なく住めるような条件のものが好まれるようになるでしょう。都会に住まなくても生活できるのですから、無理に高額な家賃を支払う必要もないというわけです。

この月額55000円というのは、日本で言えば60歳から繰り上げ支給を受ける場合の基礎年金額(基礎年金月額65000円を3割削減して45500円)に近いものです。この4万5千円とか5万5千円とかで生活できるような設計が大事になります。

例えば、住居2万円、水道光熱通信費1万円、食費2万円、というような計算ができます。「全然無理」と考えるか、「できるかも」と考えるかが分かれ道になってくるでしょう。

※参考記事

ベーシックインカム

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