ETC should just switch to proof of stake. Even given its risk-averse culture, at this point making the jump seems lower-risk than not making it.
— vitalik.eth (@VitalikButerin) August 6, 2020
イーサリアム創始者のビタリックブテリンさんが、51パーセント攻撃を受けた競合のイーサリアムクラシックETCに言及して言いました。ETCはETHからハードフォーク(ケンカ別れ)した通貨なのでイヤミを言いたくなったということでしょう。
ETCも proof of stake に移行すべきだ。現在のプルーフオブワークよりも、プルーフオブステークの方がリスクが低いように見える。
まあ、スマートコントラクトを普及させた立役者の天才のビタリック様の言うことなので、何も考えずそうなのかなあとも思ってしまいがちなのですが、イーサリアムクラシックの時価総額を御存知でしょうか。
https://cc.minkabu.jp/pair/ETC_JPY
それは2020年9月3日時点で780億円なのです。その51パーセントは、391億円ですよ?たった391億円用意してプルーフオブステークで攻撃すればETCのブロックチェーン全体を思うように変えることができるじゃないですか。勿論プルーフオブステークは、コイン占有率以外の要素も加味しているとされますが、コイン占有率を無視したプルーフオブステークは有り得ないわけで、時価総額の小さな仮想通貨ではプルーフオブステークは危険性が高いと言わざるを得ません。そんな状態なのにプルーフオブステークを推奨するなんてビタリック様といえども反論したくなります。
これからのシンギュラリティの時代は、何事も自分で考えて進んで行くことが求められます。どんなに偉い人が言っても、従来正統とされてきた権威が何を言っても鵜呑みにしないことが大切なのです。
コメントを残す