gcc世界

Screenshot of gcc.gnu.org
Screenshot of ja.wikipedia.org

言うまでもなく、我々はgccのある時代を生きている。つまり、「いま」は、「gcc後の世界」ということになる。それはリチャードストールマンおじさんという一人の天才が生み出したフリーソフトウェア社会運動なのです。

誰でも、10万円以上するコンパイラを買った後で、一番最初にgccでコンパイルしたコードを実行したときの感動は忘れることはできません。「なんだこれ!なんでこんな凄いモノが無料なの?」

それは有料のものには価値がある、無料のものより有料のものが優れているという「ジョーシキ」を打破してしまいました。そして、世界中の人々に気付かせました、「ソフトウェアはコモンズ共有財産であって、有料である必要は無いのではないか」という事実です。それは21世紀に進行中の生産性革命の最初の一撃だったのです。ビルゲイツとスティーブジョブズはソフトウェアを囲い込みましたが、その反対側に居るのがリチャードストールマンです。ビルゲイツとスティーブジョブズを知っているなら、同じくらいリチャードストールマンを知らねばなりません。リチャードストールマンの伝記や仕事を学ぶ必要があるのです。

ストールマンのフリーソフトウェア運動GNUは1983年に始まり、最初のgccが1987年に発表されました。世の中のほとんどのソフトウェアはgccを使ってコンパイルされています。テレビだって、スマホだって、洗濯機だって、掃除機だって、AIスピーカーだって、カーナビだって、電車だって、車だって、みんなgccのお世話になっていないものはありません。世の中はgccで動いているのです。つまり我々全員が毎日gccのお世話になっているのです。

※参考書籍

青木峰郎、ふつうのLinuxプログラミング

結城浩、C言語プログラミングレッスン

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