コンコルド効果

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コンコルド効果は、ある対象への金銭的・精神的・時間的投資をしつづけることが損失につながるとわかっているにもかかわらず、それまでの投資を惜しみ、投資がやめられない状態を指します。超音速旅客機コンコルドの商業的失敗が明らかになってからもなかなか撤退できなかったことを由来とします。「埋没費用効果 (sunk cost effect)」の別名でもあります。

株取引の用語でいえば、「難平買い」が該当します。

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微積分学や万有引力の法則の発見で科学史に名を記している大天才アイザック・ニュートンでさえ、南海バブル事件の時にナンピン買いをして莫大な損害を出しています。

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これは、21世紀のシンギュラリティの時代にも適用されうる重大な教訓になるものです。

シンギュラリティが起きて、社会の仕組みが毎日変わっていく時代に、ゲームチェンジが起きているにも関わらず、昔から続けてきた社会活動(習慣・因習)をなかなかやめられず、時代の波に乗り遅れて、莫大な、精神的、時間的、経済的な損失を被ってしまう可能性があるのです。

お前はすでに死んでいる

はい、これって、20世紀のアニメで言えば北斗の拳のケンシロウが言っている「お前はすでに死んでいる」というものですね。

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「いい加減、気付けよ!」ということですね。「ゲームはすでに変わっている」ということです。

昔から行われてきた価値観、人生観が崩壊しているにも関わらず、やめられないのは馬鹿げているということですね。

例えばですね、働く必要が無いのに働き続けてるのは馬鹿げている、受験勉強頑張る必要はないのに頑張り続けているのはバカ、正社員で就職して働き続ける必要が無いのに頑張って働いているのは無駄、ということでございます。

20世紀のような、働いてお金を稼ぐ、ローンを組んで家を建てる、というような価値観は、転換しつつあります。お金はベーシックインカムで貰えるから働く必要もない、家も余ってるからお金を掛ける必要は無い、ということですね。お金を稼ぎたい場合でも、労働で稼ぐのではなく、投資で一発当てて瞬間的に稼ぐ、そっちの方が儲かる、ということです。トマ・ピケティさんもr>g(資本収益率が常に経済成長率を上回る)と言っています。資本が自己増殖し続ける、ということです。

※参考記事

新しい物語「ガンディー経済学」


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