世界初の遺伝子操作ベビー誕生

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中国で、遺伝子組み換え技術により生まれながらにエイズウイルス(HIV)に対する免疫を持つ赤ちゃんが世界で初めて誕生したと報じられています。賀建奎・南方科技大学副教授が発表しました。エイズに抵抗力を持つ遺伝子を注入した受精卵から、2人の女の子が今月生まれ、「露露」「娜娜」と名付けられたそうです。賀氏は「遺伝子組み換え技術を疾病予防の分野に用いた歴史的一歩」と話しているということです。

ユヴァル・ノア・ハラリ教授の「ホモ・デウス」の世界がこんなにも早く現実化し始めているとは驚きです。

当サイトの以前の記事「ホモ・デウス上巻」
当サイトの以前の記事「ホモ・デウス下巻」

クリスパーキャス9酵素により、遺伝子組み換え技術の敷居が低下し、今や高校生でも遺伝子組み換えができると言われている時代です。エイズウイルスに対する生涯免疫という大義名分があるにせよ、人類が自分自身の遺伝子操作に足を踏み入れた第一歩になっています。こういうのを「パンドラの箱」と言うのですね。人類は原子爆弾すら市街地で爆発させたのですから、これくらいのことは簡単にやってしまいます。今回の事はニュースとして報じられていますが、秘密裏に遺伝子操作が行われる可能性もあります。

産業革命が「労働者階級」を生み出し、21世紀のAI革命は「無用者階級」を生む。産業革命が人類を肉体労働から解放し、21世紀のAI革命が人類を知的労働から解放する。ユヴァル・ノア・ハラリさんが「それで良いんですか?」と問いかけている世界が少しずつ近づいています。


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