https://www.google.com/search?q=グーグル+ゼンリン
グーグルマップからゼンリンの表示が消え、グーグルマップの掲載内容に変化を生じていると話題になっていますね。「バス停が消えた!」とか、「建物名が消えた!」など苦情もあるようです。あらかじめ地図データをダウンロードする「オフラインマップ機能」の実現のために、グーグルがゼンリンとの契約を解除したのでは?と推測されています。確かに、ゼンリンの足で稼いで調べた詳細な地図は便利なのですが、グーグルから見れば、オフラインマップの障害となるのであれば、多少不便であっても、前進したいと判断したのかもしれません。ゼンリンの株価が下落するなど波紋を呼んでいます。
このニュースを見て、思い出したのは、ユヴァルノアハラリさんの「ホモデウス」最終章にある、「データ至上主義=データ教」です。
データ至上主義では、データの流通をスムーズにすることに最高の価値観が与えられています。グーグルマップには全ての情報が掲載されるべきだし、オフラインでも参照できるように、あらかじめダウンロードできるようにする機能も「当然に必要」ということになります。今の所、グーグルマップのオフライン機能は30日限定の参照機能のようですが、この制限も撤廃されるべきと考えるのがデータ至上主義ですね。
何気ないニュース記事にも、「データ至上主義=データ教」の痕跡が見られます。静かに、気づかないうちに、データ革命は進行しているのです。データの増大、無料化です。振り落とされないように付いてゆきましょう。
※参考書籍、ユヴァル・ノア・ハラリ「ホモデウス(下巻)」
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