葉隠の知恵を現代に活かせ!(3)

山本常朝著、渡辺誠編訳、抄訳葉隠

戦国時代の戦乱が収まって100余年、江戸幕府6代将軍徳川家宣の時代、今の九州肥前佐賀藩の武士、山本常朝が述べた武士道の精神を書き留めた秘密の書「葉隠」が再び注目を浴びています。最も有名な「武士道とは死ぬことと見付けたり」という文言がありますが、他にも沢山の珠玉の言葉が散りばめられています。それらの言葉を鑑賞し、解釈し、来るべきシンギュラリティの時代に生かすべきだと思います。管理人が感動した部分を御紹介致しますので、各自本書を手に取って考えて見て下さい。

・「武士道といふは、死ぬ事と見付けたり。二つ二つの場にて、早く死ぬ方に片附くばかりなり。」

(意訳)武士道の要点は結局のところ「死ぬこと」であると分かった。生死の境目の場面が来るごとに、常に「早く死ぬ選択肢」を選び続けるだけでよい。

(解釈)葉隠で一番有名な言葉です。一番最初に接したときは驚いて唖然としてしまいましたが、大学生の頃に「菊と刀」を読んで少しずつ理解できるようになった気がします。高度に形而上学(観念論)が進展して、生死の境目さえ越えてしまった境地ということでしょうか。世界中探してもそんな文化めったにありませんよね。「二つ二つの場」というのは、「生死の境目が何度も訪れるが」というような意味です。死ぬ方を選んだら死んでしまうのであり、なんで何度も訪れるのか、と思うかも知れませんが、武士道の本質は「死ぬ覚悟」にあるので、本当に死んでしまうこととは別なのです。武士道の大義を実現するために死んでも良いと思って選択肢を選び取って進んで行って、結果として死ぬこともあるかも知れませんが、死なないこともあるわけです。ある程度リスクを犯しても、生死を超えた価値あるモノを見つめて生きていくということなんですね。シンギュラリティの時代にも、様々な価値観が現れては消えていくのですが、真に価値のあるものを掴み取って下さいという教訓だと思いました。

・「来年の盆には客にぞなるべき。さても、あだな世界かな。忘れてばかり居るぞ。」

(意訳)人はいつ死ぬか分からない。来年の御盆には死者としてまつられているかも知れないのだ。なんともはかない世の中である。世の人はこれを忘れていることよ。

(解釈)これは一期一会、毎日毎日の瞬間を大切に生きろという教えですね。明日交通事故に巻き込まれて死ぬかも知れないということです。毎日毎日を完成させろということですね。シンギュラリティ革命でも、毎日全力で楽しみなさいと教えているようです。

※参考記事

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