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バルチック海運指数が暴落している件

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こちらは中高年以上、投資家向けの記事となります。

バルチック海運指数(Baltic Dry Index)、通称BDIは、ロンドンのバルチック海運取引所が発表する外航不定期船の運賃指数です。バルチック海運取引所は海運会社やブローカーなどから鉄鉱石・石炭・穀物といった乾貨物(ドライカーゴ)を運搬する外航不定期船の運賃を聞き取り、結果を取りまとめて同指数を算出、発表しています。1985年1月4日を1000として算定しています。2008年5月20日には過去最高の11793を記録しましたが、リーマンショックの影響もあり2008年12月5日には663まで低下しています。

この指数は、海運物流の景気動向を敏感に代表しており、景気先行指標のひとつであると言われています。景気が良くなるとき、悪くなるときは、まず最初に海運が変化すると見られているのです。普段は海運株との相関関係が強いので、海運株の指標として使われていますが、大きな景気変動の際には先行指標として注意されています。

※ブルームバーグのBDIチャート

https://www.bloomberg.co.jp/quote/BDIY:IND

※実際の船の動きを見るサイト vesselfinder

https://www.vesselfinder.com/

さて、このバルチック海運指数が、2020/1/24時点で557まで低下していることが一部の市場参加者に注目されています。2019/2/11の595を下回ってしまいました。しかも、1年チャートを見ますと見事な三尊天井(トリプルトップ、head and shoulders)となっております。

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この数ヶ月、ダウ平均が史上最高値を連続更新しており、景気動向との乖離が大きくなっておりました。

※OECDビジネス信頼性指数

Screenshot of data.oecd.org

この乖離を解消する時が来たら恐ろしいなと思っておりましたが、イラン攻撃や、新型肺炎ウイルス問題に加えて、バルチック海運指数暴落が追加されております。他の何かのトリガーが追加されれば、ミンスキーモーメントが到来してもおかしくないことになります。

※参考記事

ミンスキー・モーメント

さて、ミンスキーモーメントが到来したらどうすれば良いのでしょうか。それは、まず、「1ヶ月は放置し」、その後、「毎月投資資金の1割ずつを買い増していく」という作戦が考えられると思います。リーマンショックの時の大底は、2008年8月暴落開始から半年後の2009年2月でした。この大底を的中させることなど無理ですから、とにかく暴落開始したら買い続けるしかないでしょう。買う気がしなくても買い続けるのです、ドルコスト平均法で一定額を投資し続ければ良いのです。ですから、例えば、暴落開始したら、1ヶ月休んで、2か月目から投資資金の1割ずつを投入していけば、暴落開始から11か月間購入し続けることができますので、大底においても買うことが出来ると考えられます。

そのための前提として、ミンスキーモーメントに備えて、買いポジション、ロングポジションを一旦解消しておくことが必要です。買うための準備ですね。証券口座に預かり金が残っているのは資金効率が悪くて間抜けに見えてしまうのですが、預かり金を放置できるかどうか、精神力が試されていると言えるでしょう。

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