管理人も中学受験したことがありますし子供に中学受験させたこともあります。2月1日なので中学受験について考えてみたいと思います。
まず、筑駒、開成、桜蔭、渋幕、ああ、これは言葉の響きがカッコ良いですね。自分が開成出身とか桜蔭出身とか、子供が渋幕とか、単純にカッコ良いですね。自慢できますね。あれ?自慢のために中学受験するんですか?でも、高校受験だって、大学受験だって、自慢の側面がありますね。ああ、そうか、資格試験だって、就職試験だって、自慢の側面がありますね。別に悪いことじゃありません、頑張って自慢すれば良いですね。
で、それは自慢できるかもしれないけど、食べれるんですか?
美味しいのでしょうか。もっと言えば稼げるんでしょうか。中学受験の教育費はペイするんでしょうか。
これについては残念ながら、これからの時代にはコスパが悪化していくと言わざるを得ないでしょう。金利が低下してゼロになり、進歩が終わって、資本主義が終了すると言われているのですから、ありとあらゆる「お金儲け」が行き詰まる未来が待っています。儲かりませんので、労働者の待遇も悪化せざるを得ません。但し生産性革命で生活コストは下がりますから、給料が下がっても問題ありません。ベーシックインカムだって貰えます。
では、中学受験は不要なのか。
管理人は、必要だと思います。大学受験や就職に有利だからということでは無く、学ぶための条件として、小学校段階から訓練を開始することは悪いことでは無いと考えます。論理的な思考とか、抽象的な思考とか、詩情を理解することや、歴史を学ぶこと、どれもシンギュラリティを生き抜くうえで必須の条件になっていきます。
ですから、中学受験の勉強は、受験を突破するという目的だけでなく、一生の知的基礎体力をつけるという目的で取り組むことがお勧めの方法となります。生涯学習の助走として取り組んでみては如何でしょうか。
そしてユヴァル・ノア・ハラリさんの「サピエンス全史」を読めるような大人になって下さい。
この本は、全世界で1200万部売れているということですが、世界人口80億人のうち、わずか0.15パーセントに過ぎません。先進国人口を8億人と見積もっても、その1.5パーセントに過ぎないのです。その1.5パーセントの知的グループに入れるように頑張って勉強して下さい。
※参考記事
コメントを残す