イノベーションとは何か、というお勉強です。
ローソンストア100の「だけ弁当シリーズ」が194万食の大ヒットだそうです。税抜き200円(税込み216円)で、「ウインナーだけ弁当」を発売してみたところ想定外に好評となり、
第2弾「ミートボール弁当」、
第3弾「のり磯辺揚弁当」もヒットし、
第4弾「白身フライ弁当」が発売されました。
なぜ、「だけ弁当シリーズ」が連戦連勝なのかと言えば、「おにぎりでは足りないけど300円は出したくない」というニッチなニーズに真正面から答えているからですね。そして、そのニーズはローソンストアでしか対応できていなかったので、わざわざローソンストアに行って216円の弁当を買う客が現れて、大ヒットになったわけです。
シュンペーターのイノベーション
チェコの経済学者ヨーゼフ・アロイス・シュンペーターが、「経済発展の理論」でイノベーションの特性を5つ述べています。
(1)新しい財貨の生産
(2)新しい生産方法の導入
(3)新しい販路の開拓
(4)原料あるいは半製品の新しい供給源の獲得
(5)新しい組織の実現(例えばトラストの形成や独占の打破)。
ちょっと難しいですが、「足しても引いても良いから今までに無い新しい製品・サービス」を考えろ、という訳なんでございます。イノベーションは「新結合」とも訳されていますから、引き算イノベーションは意外性があり、気付きにくいヒットになります。
シンプルライフ
生活で引き算といえば、減速生活ですね。FIREアーリーリタイア、小屋暮らし、断捨離、シンプルライフですね。簡単に言えば収入と支出を意図的に減らすという方法なのですが、減らし方には色々あるのです。様々な経験者のレポートを読んで、どんな方法が自分に合っているのか考えましょう。勿論、216円の「だけ弁当」は、シンプルライフと親和性が高いものです。
※参考書籍
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