2055年100億人問題

NEWSWEEK日本版2018年7月10日号

人口問題は2種類あるって御存知でしたか?

ひとつは日本をはじめとする先進国が直面している少子高齢化人口減少問題(空き家問題、自治体消滅、社会保障破綻問題)で、

もうひとつが、インド・アフリカも含めた人口爆発問題ですね。国連の世界人口予測2017年版によると、世界人口は2017年の75億5千万人から、2055年には100億人を突破すると予測されているのです。ちなみに最新の2019年版では、世界人口は77億1千万人で、2057年に100億人を突破すると修正されています。

https://population.un.org/wpp/Download/Standard/Population/

管理人が上記のNEWSWEEK2018年7月10日号を読んで重要だと思ったポイントを列挙しますので各自チェックしてみて下さい。

・100億人を突破して全ての人類がアメリカ人並みの生活を送るとしたら地球5個分の資源が必要になる。

・西暦1世紀頃世界人口は2億人程度だったが、18世紀には6億8千万人まで増え、1800年には10億人、1987年には50億人、2011年には70億人を超えた。

・人口爆発により地球温暖化が促進され、30年以内に南極と北極の氷が全て消失し、80年後には海面が1~2m高くなっているかもしれず、世界中の沿岸部の都市が水没し、太平洋の島国は海に呑み込まれる懸念がある。

・農業生産性の向上率が低下し、深刻な水不足と相まって、食糧難、食糧価格の高騰を招く懸念がある。

・都市化の進展、中産階級の台頭は、独裁的な大衆迎合主義、ポピュリズムの台頭を許す可能性がある。

・中東では人口の6割が25歳未満である。世界の紛争の約8割は、人口の中央値が25歳未満の社会で起きている。急増する生産年齢の人々に対する雇用と教育の提供が追いつかないため、社会不安が増加する。イスラム国を見ても分かるとおり、紛争対策のコストは人類全体で支払うことになる。

・移民受け入れは、少子高齢化や社会保障費膨張の切り札となる可能性があるが、同時に移民は社会ストレスの原因になるかもしれない。

日本で生活していると少子高齢化という「人口問題」に注意が行ってしまいますが、全世界では人口爆発という「人口問題」の方が重要論点になっているのですね。21世紀の子供たちはシンギュラリティだけでなく、人口問題にも直面しているのです。

じゃあ結局人口は増えるの?減るの?という質問は無意味です。世界全体で増えるということは確実なのです。

ここで、それぞれの人口問題のポイントを再確認致します。

日本の少子高齢化問題→空き家問題、社会保障破綻問題

世界の人口爆発問題→温暖化、食糧難、紛争激化

世界の人口問題が日本にも影響すると考えますと、「社会保障破綻問題」が深刻化するという結論になります。バイオテクノロジーとITテクノロジーの双子の革命が、この問題をどれだけ緩和できるでしょうか。21世紀の子供たちは、これらの問題が存在し、それがどのように動いているのか認識する必要があるでしょう。

21世紀は、人口爆発とシンギュラリティ革命が競争をしている時代なのですね。

※参考記事

未来の年表

未来の年表2

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