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JCPenney 倒産

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https://www.google.com/search?q=JCPenney+倒産&tbm=nws

118年の歴史を持つアメリカの小売りチェーン店JCPenneyがアメリカ連邦破産法11条(民事再生手続)の申請を行ったということです。法的手続きによる建て直しを企図するものですが裁判所の管理下に入ったということで、いわゆる倒産の状態ということです。

管理人も20年まえ最初にアメリカのショッピングモール行ったときにJCPenneyが入っていて天井まで商品棚が続く巨大さに驚いたものですが、数年もすると、日本でも、イオンとかイトーヨーカドーとかユニクロの店舗が似たような巨大店舗を展開するようになりました。ああ、これって、JCPenney の真似だったんだと思いました。

それが、アマゾン効果と新型コロナ騒動のダブルパンチでとうとう倒産になってしまったということなんですね。感染予防のために店舗に行けないので通販と宅配で商品を入手することになり、ゲームチェンジが起きてしまい、新しいゲームに対応できなかったというわけです。

※参考記事

アマゾン恐怖指数、アマゾン生存指数

ゲームチェンジ

フォーディズム Fordism

この、JCペニーが1902年に創立してから118年で倒産したということがひとつの象徴的な出来事になっていると思います。118年続いたひとつの時代が終わったということなんですね。

その時代は、フォードが1903年に創立して始まった大量生産、大量消費時代ですね。それは、未来学者ジェレミーリフキンによれば「第二次産業革命」と呼ばれる石油エネルギー、内燃機関、電気通信エネルギーの産業革命なんですね。第二次産業革命が終わったという象徴的なニュースです。

歴史学や経営史などで、産業革命の分類は様々な学説がありますが、ジェレミーリフキンさんの分類を復習してみましょう。

ジェレミーリフキンによる産業革命の分類

 第一次産業革命第二次産業革命第三次産業革命
主要原動力石炭蒸気外燃機関石油燃料内燃機関再生可能無料エネルギー
起源1769年、ジェイムズワットが蒸気機関の特許取得1858年、ジャン=ジョゼフ・ルノアール が内燃機関エンジンを発明1974年、最初のTCP/IP仕様書RFC675発表
発展原理蒸気機関で石炭採掘、都市人口増加大量生産大量消費ムーアの法則、メカトーフの法則
時代19世紀20世紀21世紀
絶頂期1890年代、垂直統合企業の株式公開2008年7月、原油1バレル147ドル史上最高価格未到来
通信手段蒸気印刷機と蒸気機関車による鉄道郵便電信・電話インターネットによるデジタル通信
移動手段蒸気機関車自動車、飛行機VRにより移動不要
主要企業鉄道会社自動車会社GAFA+BATH
経済自由放任市場資本主義有効需要修正資本主義シェアリングエコノミー
未来学者ジェレミーリフキンの主張の主要論点は、21世紀のデジタル革命が「第三次産業革命」であるということです。4次でも5次でもなく、断じて3次であるというのです。ここを間違えると21世紀の変革を正しく認識できないとリフキン先生は警告されています。詳しくは「限界費用ゼロ社会」を参照して下さい。なお、表中の説明は当サイトnorikoe.net管理人の読解ですので悪しからず。

やはり、20世紀の第二次産業革命は終わったのだということを、再確認すべきなのです。明治時代に「江戸幕府はもう無いよ」ということの再確認が必要なのと同じです。しかし、これが意外に難しいのです。アンシャンレジーム、旧体制の記憶はなかなか消えないのです。旧体制は人々に安心感を与え、ノスタルジーを与える性質があるからですね。ジェレミーリフキンさんの「限界費用ゼロ社会」を推奨します。限界費用ゼロ社会とは、第三次産業革命が実現した後の社会のことを意味します。シンギュラリティの向こう側で人間社会がどうなっているか、それを描き出してくれます。

※参考書籍

ジェレミーリフキン著作リスト(amazon.com)

ジェレミー・リフキン、限界費用ゼロ社会

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