FOREVER21破産検討

Screenshot of www.forever21.co.jp

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ファーストファッションのFOREVER21が不調で破産検討しているというニュースが飛び込んで来ました。なんと!驚きです。どちらかと言えば既存のアパレル業界を低価格路線で浸食している勝ち組企業かと思っていたからです。

今でも思い出します、2009年のFOREVER21の日本初店舗原宿店に長蛇の列が出来ているというニュースを見て、実際に並んで買いに行ったのですよね。そして、素人なのでアレですけど、「こんなプレタポルテみたいな斬新なデザインの服がこんなに安いのか!」とびっくりしたことを覚えています。ちょっとカルチャーショックという感覚がありました。しかしまあ、生地や縫製はユニクロの方が堅実だなあとか思ったことも事実ではあります。

10年前は絶好調だったのに、10年後は不調というのは余りにも変化が大きすぎて驚きます。21世紀に入って変化のスピードが上昇しているのです。子供たちが中年になる30年後は、この変化が3回分やってきます。変化の3乗です。

報道などには、「ファーストファッションチェーン同士の競争激化」「通販の拡大」が原因と分析されています。確かに、ZARA、H&M、Gapなども増えましたし、ユニクロも頑張っています。「レッドオーシャン」と「アマゾン効果」という問題です。FOREVER21の業態も、創業当時は斬新で良かったのかもしれませんが、すぐに競争相手が多数参入し、業界全体がレッドオーシャンと化してしまったのです。すぐにブルーオーシャンに方針転換すべきだったのでしょう。

子供たちには、「現在の絶好調の業界を目指すな」とアドバイスしたいですね。「30年後を考えろ」と言いたいですね。「30年後はどうなるの?」と聞かれたら、「天と地がひっくり返るような変化がやってくる」と回答しましょう。

著名投資家ジム・ロジャーズさんの言葉を引用します。

「変化というものは、ある日突然起きるものではない。世の中を揺るがす大きな出来事であっても、きっかけはほんの些細な変化だ。そうした変化は、人々が気付き口にしはじめるよりもずいぶん前から、私たちの前にいつも姿を見せている。」

※参考記事

アマゾン恐怖指数、アマゾン生存指数

ゲームチェンジ

ブルーオーシャン戦略

※参考書籍

 


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